コストで選ぶダイエット食品
そして、耐糖能異常による高インスリン血症、それにインスリン作用の低下、つまりインスリン抵抗性の問題もある。
糖負荷試験で血糖値が正常範囲であっても、肥満している人には高インスリン血症、インスリン抵抗性が多く見られる。
インスリンは、ナトリウムを貯留するように働く。
そのうえ、交感神経を充進させることもあり、血圧上昇を助長するのである。
ほかの関連因子としては、ホルモンの血漿レニン活性とアルドステロンの異常、コルチゾール分泌の増加、血中コレステロール、トリグリセリドの増加による動脈硬化の進展などが挙げられる。
さらに、近年では、体脂肪の分布状態が高血圧の発症に深く関係していることもあきらかになった。
ウェストとヒップの比(W/H比)が高い上半身肥満では、下半身肥満よりも高血圧が現れる頻度が高いのである。
さらに、腹腔内の脂肪の分布を見ると、内臓脂肪型肥満のほうが皮下脂肪型肥満よりも高血圧患者が多いとの報告もある。
ここまで説明すれば、肥満者の高血圧の治療には、やはり脂肪を減らすことが肝心であることがわかるだろう。
食事療法によって減量に成功すると、60〜80%までのケースで血圧が正常化する。
ただし、高度の肥満では、血圧低下の傾向が認められるものの、不安定な部分もあり、完全に正常化する例は少ない。
また、ウォーキング、水泳、ジョギング、エルゴメーターなどの好気性の運動で、最大酸素摂取量60%以下の軽い運動療法を取り入れることも有効である。
肥満に伴う骨・関節異常は、主として過剰な重量負荷により引き起こされる。
肥満が骨と関節に多大な負担をかけることは、だれしもが容易に想像できるだろう。
体重が増えれば増えるほど、それを支える部分の負担は大きくなる。
つまり、体重の増加によって骨や軟骨、靭帯、筋肉、半月板などの運動器が変性したり、破壊されるのである。
こうした異常は、加齢とともに顕著になる。
過剰な重量は、物理的にとくに足の疾患に影響を与えやすいが、その典型的な例が変形性関節症である。
これは中高年者で最も一般的に見られる骨・関節障害だ。
なかでも、変形性膝関節症では最大の原因が肥満七なっている。
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